作り置きの秘訣

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作り置きがうまくいかない。

 

どうやっても作ったぶんだけ食べてしまう。もっと食べたいなって思うし、なんなら食べなきゃとさえ思う。最後、ちょっと苦しみながら食べきる。達成感。なんで。

 

と、思ってたんだけど。成功しました(ピース)。

 

コツは大量に作ること。どう考えてもこんなに食べれないなって量作ったら、“料理”から、“食糧”ってかんじになって、あんま食べたい感じがしませんでした。やったね。お新香がボウルいっぱいできました。しゃきしゃき。

 

という散文

 

散文、つらつら書けば書くほどずれてしまうの、たぶんわたしの頭の中が、いつもあんまり上手に言葉になってないからなんだと思うの。

 

じゃあ、なにで保存してあるんですかって聞かれたら困っちゃうんですけど。困っちゃうね。おんなじ理由でおしゃべりもへたっぴ。けろっぴー。

 

なんかさ、人間って書くときも話すときも、一字ずつなんだよね。びっくりする。すごいむずかしいなと思うの。

 

普通のおしゃべりって、ぽろぽろ何かを意識することなく話すじゃない。一字ずつぽろぽろ音をこぼしながらそれを一本の線にして、文章にしなくちゃいけない。

 

頭の中なんていろんな情報や気持ちの海なのに、アウトプットは1トピックずつを1字ずつ。気が遠くなるよ。まだ書くときはさ、何度でも戻れるし、順番逆にしたり、時間かければやりたい放題だけど、しゃべるって基本的に一発勝負だから、とんでもない単語出しちゃうと一気に理解から遠ざかる。こわいね。みんなきょとんとしちゃってさ。「撤退」って思うよ。向いてない。

 

仕事の原稿じゃないちょろっとした散文をつらつら書こうとすると、本当に読めない文章になっちゃうの。話が自然に変わっている。直すのが面倒だから、公開せずお蔵入り。

 

たまに「そういう書き殴りがいい!」みたいな文もあるけど、わたしのそれはそういう“つらつらきらり系”じゃなくて、単純に意味わかんない昔話とか始まっちゃうんだよね。自分の中ではつながってるんだけど、文章になるとものすごく違和感アリなの。おしゃべりも同じく、話してる途中で「これぜんぜん話さなくてよかったな」って思うの。困りた。アムリタ。

 

アムリタってなんだっけ?と思って調べたら、不死の飲み物でした。知ってた?

My Story, My Walkman

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銀座ソニーパークで開催中の「WALKMAN IN THE PARK」内の展示「My Story, My Walkman」、想像の10倍くらいよかった。

人間が音楽を持ち運ぶために、こうして何十年も技術が進化し続けてきたこと、それが音楽マニアだけでなく、いろんなレベルの音楽好きたちの日常に溶け込んできたことにぐっときてしまった。

わたしは音楽マニアじゃないし、ただただその時ハマってた音楽をちょこちょこ聴いてただけなんだけど、ウォークマンの再生ボタンを指で押して、現実以外に救いを求めたことって、これまで何千回あったんだろう。コクッと押すと、ピッて音がして、脳が求めてた音がどばっっと流れ込んでくる、あのかんじ。ポータブルミュージックプレイヤーを使ってきた人の身体に、色濃く残っている体験なんじゃないかなって思う。

 

展示にウォークマンの取説類はなく、古い機種とかだと、「再生ボタンこれ…よね?」ってくらいわからんのだけど、取説の通りに操作するんじゃ得られないデバイスとの対話がある。無事音楽が流れ出すと、その耳慣れない音質を心地よく、あるいはすこし不快に感じたりしつつ、その生感のあるコミュニケーションがうれしい。

 

そしてなんか、なつかしい。

なんかさ、携帯ってもう、味方なんだか敵なんだかわからないでしょう。勝手に頼んでもないものおすすめしてきたり、インカメラがハックされて自分の顔のデータがとられているかもしれない。お金を払って購入したのはわたしなのに、ぜんぜんわたしの支配下にないっていうか、裏切られてるかもしれないっていう恐れがずっとある。

でもウォークマンってそういうことないんだよ。愛する音楽のためだけの、それしかできない機械だったんだよね(今はきっとネットとかも使えるんだろうけど)。ずっと、わたしを救ってくれるだけの圧倒的味方だったんだよなあ。

 

みんなが音楽のためだけにあの機械を数万で買って、持ち運んで、有線でイヤホンを引っ張って…って、していたことのすごさよ。もちろんいま、別にiPhoneで聞ければいいよね、聴く曲もサブスクでいいよね、って流れになっていることに一ミリもマイナスの感情はないけど(わたしもそうなっちゃってるし)、でも、私の中には、あの再生ボタンの「コクッ」と、ウォークマンの味方感がずっと残ってるんだな、って気づいて、うれしかった。ウォークマンほしくなっちゃった。

何年先も、5月はこんな

 

【日記】10時半くらいに起床。即ゴミ出し。成功。土曜日だし近所のパン屋に行こうかなと思ったけど、友人がインスタにあげてた焼き菓子屋に行きたくなる。電車で3駅。Googleマップによると歩いて40分。電車だね。公園でそよそよ風を感じながら食べたいな、と思ったので、明日の打ち合わせを前倒そうよ、と、eryにライン。決まり。20分後に待ち合わせ。


25℃くらいの夏日で、eryは黄色のさらっとしたワンピースにスニーカーで登場。いいね。友達がさっぱりしてると気分があがるんだ。わたしはどちらかというと作り込みタイプなのでさっぱり感が足りない。自分に関してはさっぱりよりこっくり派。でもあんまこっくりもできなくて、なんかいつでも素朴なんだ。


マフィンを買って、ローソンでアイスカフェラテ買って、公園のベンチで打ち合わせ。途中芋虫がぶらさがってきたり、猫を散歩させてるおじさんに遭遇したりする。良い日。


14時くらいに終えて、帰宅。Amazon不在通知。婦人体温計だ。こないだ婦人科行ったら、血液検査しますって言われて、全然そのつもりなかったから非常に苦い気持ちになったんだけど(わたしは注射が大嫌い)、結局大きな問題はなった。安心。「でも、よくないかもなので、基礎体温をつけましょう。毎朝起きたら一番に婦人体温計で体温測ってくださいね」って言われて、再びの苦い気持ち。

ナースから、表紙にバラの花がプリントされたダサい基礎体温表を手渡される。やってられんよ、女の子。非常にめんどくさいけど、子供産みたいしな。やりますかね。しぶしぶ。婦人体温計をググる。10秒で測れて、自動でアプリに記録してくれるやつを発見。即買い。やったね。それがきた。明日受け取ろう。


本読んだり、少し仕事したり、インスタの更新をしたりする。すると、なんともう夕飯だ。うれしい。うれしい。最近自炊が楽しいから、冷蔵庫の中身がイケてて充実している。小さな里芋をごろごろと鍋に入れて、水を満たし、火にかける。その間にネギとニンニクを刻んで、油で炒め、砂肝を投入。塩と胡椒、水と酒、蓋。そして、トマトをくし切りに、スイカをいい感じ切りして皿へ。昨日漬けたばかりのピクルスの瓶から、セロリときゅうりとパプリカを取り出す。里芋を救出、砂肝にレモン汁をじゃっとかける。完成完成。15分くらい。天才かな。

ここ数日、一番の楽しみが自炊なので食事後は軽くテンションが下がる。仕方ないのでシナモンティーでミルクティーを作る。テンション爆上げ。飲み終わる。下げ。自炊が楽しいのは体重が落ちてきたのもあるかもしれない。こないだ忙しい時期に3kgくらい増えちゃったのを、食事と睡眠だけでぐっと戻した。身体がコントロール下にあるときの全能感たら。でも心はコントロールできないね。明日も楽しく迎えたいので、もう少し仕事して、寝る。

ふられる土曜

【日記】

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「(深夜)2時半に家行く」って言った友人が一向に来ない。しばらく待ってたら「準備しながら寝落ちしてた…」と連絡がきた。遠足前の小学生みたいでカワイイ、と思いながら、電話かけたら出なかった。

 

ちょっと寂しかったので、そのまま外に出て西友。女性がターゲットっぽいカップ焼きそばを買って、帰って、作って、食べたら、ぜんぜん美味しくなかった。女性向け○○って大抵なめてて、しゃらくさいのに一瞬キラッと可能性を感じて手を伸ばしてしまう。元祖、王道、本物のほうがすきなのに。かなしいまま、寝た。

 

二度寝、三度寝して、ちゃんと起きたら14時半。雨。ベッドの中で友人の謝罪ラインとか、仕事のメールとかを読む。人からの連絡って、通知を見たときと読んでる間は楽しいけど、読み終わると憂鬱。起き上がって、デスク正面に貼り付けた「すべきことリスト」を更新する。「すべきこと」はやらないと増えるから怖い。

 

鯖の水煮缶とサラダを食べたら、コーヒーがのみたくなったので、本を持って近所の喫茶店。いつもチーズケーキとコーヒー3番を注文するので、今日は趣向を変えて、チーズケーキとコーヒー2番(濃いめ)にしてみたら、濃くて、胃がつらくなった。本はよかった。

 

帰宅後すこしだけ人と飲みたくなって、最近知り合った友人にラインしたら、10秒くらいで「今、合コン!(笑)」と返事がきた。5秒後くらいに「いまどこ?(笑)」とも聞かれたので「家〜」と答えたら、返信が途絶えた。返事が早い人は爽快でいいな。たとえその後連絡が途絶えても、"遠くから走ってきて、その勢いで走り去っていった"みたいでカッコイイ。とか思いながらハイボールを作って、突如仲間に入れてもらった「音楽を貼るだけのライングループ」に貼られたKamasi Washington、Street Fighter Masを聴いて(素晴らしくよかった)、寝た。

たぶんいま、よくないかんじ

【日記】

最近知り合ったばっかの友人と、架空のポケモンから逃げ回る夢を見て、起きた。なんだよそれは、と思いながら二、三回寝て、昼。またゴミ出せなかった。

ひさびさに晴れてたから洗濯機を回して、近所のパン屋でパンを買った。帰って、アイスカフェオレを作って、昨晩のサラダと一緒に食べた。ピンポンが鳴ってないのに、アマゾンの配達完了通知が来て、はあ? と思いながら郵便受けを見たら、本が無理やり挟まってて、乱暴、と思った。

帰宅ラッシュの前に電車に乗りたくて、急ぎめで支度をしたけど、支度の時間に聴くラジオに悩んだので、結局ラッシュど真ん中。実家でピノ一粒食べて、友人と美味しい焼肉を食べた。最近、焼肉が好き。コンビニのカフェオレ飲みながら一緒に帰った。

焼肉屋のテレビもサッカーだったけど、家のテレビもサッカーで、帰宅したらちょうど勝ったところだった。テレビ前のソファーに座って、出かける前にラインしてた友人に返事したら「サッカー観てたの?」って聞かれて、本当にみんなサッカー見てんだ、すげえ、って思った。「焼肉食べてたよ」って返した。

烏龍茶飲みつつ、ごつごつした選手たちのインタビュー見てたら、数年前、バイト仲間とバイト先でお酒飲みながらサッカー観たのを思い出した。勝ち負けは全然覚えてない。べつに退屈でもないし、どっちかと言うと楽しかったのに「早く終わんないかな」とぼんやり思ったことは覚えてる。そういうのわりとしょっちゅうあって、下手するとすきなバンドのライブや、映画でも思ってたりする。わたしは何に追われてる? そのくせ、全然興味ないインタビュー見つつずっと友人とラインしてさ。また夜更かししちゃった。

選択の重さ、雨

【日記】

10時、起きたら暑かった。ニトリのベッドは安いのにいい仕事をする。よく寝た感は得した気持ち。

階段を降りるとママが朝ごはんを出してくれた。コーヒーといちご、うれC。ルパのパン、あんまし好きじゃないけれど、朝のパンはうまいよなあ。

仕事を一通り終わらして、カーテンをググる。引っ越して1ヶ月半になるのに、まだカーテンを買ってない。難しい、カーテン。遮光遮熱機能すばらしいvsトルコのカーテンかわいいバトル。気持ちが20メートルシャトルランのごとく走り揺れ、何一つとして決まらない。「こういうときはテキトウに買ってしまえ。するとあとで、得や後悔が浮き彫りになって、次の選択の糧になるのだ」というのが最近の信念だけど、今の部屋がとても素敵なので、失敗したくないの、カーテン。

晩ごはんはサバの味噌煮など。実家はごはんが出てきて素晴らしい。食卓につくまでどんなメニューが出てくるかわからない、というのもよい。そんなこと、実家を出るともうないでしょう。でもそういえば、先日、仕事仲間とランチをしたとき、彼は詳細を聞かずに「本日のパスタ」を注文していた。パスタメニューは他にもあったのに。色の濃いパスタがテーブルに置かれ、彼はそれが何かも聞かず食べ始めたので、わたしも触れなかった。もしかして、彼も選択の責任が重かった? 同志よ。

1日外に出なかったので、7分くらい歩いてセブンイレブンに向かった。雨が降っていて、暗い。焼き鳥屋にはマイルドヤンキーカップル。よく見たら友達かもしれないけど、それもやなのでよく見ない。けどちょっと見る。プレミアムロールケーキを買って、小声でYUKIを歌いながら帰った。